2014中国・雲南省来日経済提携懇談会 開催報告
雲南省より代表団6名が来日し「2014中国・雲南省来日経済提携懇談会」を東京(11月11日)・大阪(11月14
日)にて開催致しました。東京会場は京王プラザホテルにて開催され50名を超える参加がありました。参加企業
は商社、製造メーカーを始め、物流、農業、医療分野など多岐に渡り雲南省への関心の高さが伺えました。今回は
特に注力する内容として対ミャンマー貿易を代表する雲南省としての物流や高齢化社会への取り組みとして老齢医
療分野、そして優れた自然環境を背景とした食の安全のための無農薬農業基地など今最も中国において求められて
いる先端の取り組みを紹介いたしました。冒頭の来賓挨拶において株式会社メディネットインターナショナル・
代表 三木 秀隆様からも、医療の基礎は食事に有り、食事のコントロールにより様々な病気の発生を押さえる事が
可能である一方、優れた材料品質の確保が今中国に最も求められており。雲南省において可能であるとお言葉を
頂戴いたしました。
来賓挨拶後は、雲南省招商合作局 杜勇局長より雲南省の経済成長率を始め順調に発展を遂げる現況と投資環境の優位
性について基調講演が行なわれました。次にミャンマー間最大貿易拠点として発展著しい徳宏州龍川県李 正環書記
より物流・貿易に関するこれからの開発と投資についてプレゼンテーションを行いました。最後にこちらも同じく
ミャンマー貿易拠点として又南北経済回廊の重要拠点として集中的に開発が行なわれている臨滄市招商合作局 楊 志庁
局長よりエネルギー分野や環境特性を生かした産業育成について丁寧なプレザンテーションとなりました。3名の
講演後、質疑応答では説得力のある内容に質問が次々と出され、特に助成・法制度については関心が高く、杜勇局長
により「日本企業の進出や投資について最大限の支援サービスを実施する元より、進出企業に合わせて柔軟に助成
内容を変化させて個別に適応をする」といった政策を明言いたしました。その日本重視の姿勢に参加者からは「思い
切った政策に驚いたが経済的外交に努力する雲南省の姿勢が印象に残るとても良い懇談会だった」という声が
方々から寄せられました。
雲南省招商合作局 杜 勇局長 | 徳宏州龍川県 李 正環書記 |
臨滄市招商合作局 楊 志庁局長 |
来年度、雲南省政府及び招商合作局は独自の対日企業政策を積極的に行なうために、弊社との共同経済企画を実施
することで合意しました。製造業は元より膨大なメコン経済圏消費市場への対応が差し迫っており、環境、医療、
サービス産業など日本の持つソフトパワーに期待が集まっている事から、今後共同で進出支援をサポートします。