昆明市地下鉄1号線の営業運転が始まる
昨年、昆明新空港開業に合わせて営業運転が開始された昆明市地下鉄6号線に続いて、5月20日(月)待望の1号線の一部区間で営業が開始されました。1号線は昆明市中心地と新昆明のある呈貢区を結ぶ路線で、今回は暁東村駅~大学城南駅の12駅で営業開始となりました。沿線には城市より移転した行政地区と雲南大学、師範大学、民族大学などの大学が集まる新学園都市、南部汽車駅(中長距離バスターミナル)、中国最大の斗南花卉市場、螺蛳湾卸売市場などがあり、就業人口と居住者の急激な拡大に開通が急がれていました。しかし工事の遅れにより、城市市内に直接乗り入れる路線はまだ無く、1号線もバスを乗り継がないと中心部へ出ることができないため、しばらくは不便を強いられそうです。営業初日の乗降利用客数は8,100人と地下鉄管理局からの発表があり、まずまずのスタートとなりました。
終点近くの雲南師範大学の生徒は「やっと待ちわびていた地下鉄が開通した。いままで帰省するのに城市までバスを乗り継いで1時間かかっていました。1時間というのは渋滞が無い場合ですが、途中の世紀城のあたりではしょっちゅう渋滞し、2、3時間もかかります。それに週末は帰省する学生が特に多く、バスの中はとても混み合って乗れないこともあり、やっと待ち望んでいた地下鉄が開通したのです。以前学生が昆明市中心で面接を受ける場合、市内に前泊しなければならず、お金も時間もかかっていました。」と期待感をあらわにしました。
開通した1号線沿線には2〜3年内に数々の経済特区が完成する予定です。街区整備が進み企業集積が急激に進行するこの地区で、今回1号線の開業により、今後ますます地域発展の期待が高まります。
運行スケジュール |
毎日7:00-19:00(平均8分に1本) 各駅では40秒停車、終点では60秒停車 |
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最高運行速度 | 80km/h | |
所要時間 | 片道34分 | |
運賃 | 2元~5元 |