雲南省全国金融事業会議が開催。今年度の省内各プロジェクトに対する予算1700億元割り当てを決定
省政府は昨日、昆明にて全省金融事業会議を開催した。会議では、国家の金融政策を最大限有効活用する必要性、金融事業における重点ならびに雲南省の科学的発展、健全な社会発展及び更なる飛躍を目指して、2012年の全省総生産額を1兆元の大台に乗せるための強力なサポートを行うことが確認された。
会議によると、2012年全省金融事業では以下3方面に特に力を入れる。
1.全国金融事業会議方針の確実な理解及び着実な実行。各レベルの指導者及び幹部は金融に関して理解と実行能力及び水準を向上させ、全省を上げて、金融を注視し、学び、支持し、発展させるという良好な雰囲気を創出する。
2.2012年の金融業務目標及び任務の明確化。2012年の融資資金として1700億元を確保するとともに、銀行による信用融資を2000億元以上、直接融資及び保険機構の融資を合わせて400億元以上、保険料収入270億元以上、政金協力協議融資500億元の規模にそれぞれ到達させる。
3.金融事業における重点の強調。昆明地域における金融センターの構築、すなわち金融資源、資金、人材が集中する場所をつくる。重点プロジェクトへの投入資金を確保し、20大プロジェクト、「固定資産投資100億元、財政総支出100億元、投資誘致100億元」の「3つの100」に係るプロジェクト及び増設あるいは新設資金のニーズを重要事業とする。金融サービス不足、零細企業の資金調達問題の解決に力を入れ、「三農(農民、農業、農村)」、小規模企業、就業・創業を対象にサービスを提供する金融機関との協調をはかる。金融改革イノベーションの強化、融資規模の拡大、雲南の持続可能な発展につくす。
金融協力に力を入れる。金融機関資本誘致、つまり国内外の金融機関による雲南での地域本部、窓口、支社設立を誘致するとともに、金融機関の「海外進出」を奨励し、越境貿易における人民元決済を推進する。
金融発展環境を整え、「橋頭堡」建設政策に対する優遇、新局面への展開、イノベーション、先行について金融機関の支持を獲得するとともに、リスクマネージメントを確実に行う。