対外経済提携地域が拡大、雲南が南アフリカ新興市場に直接投資
今年3月、文山闘南マンガン鉱業がヨハネスブルグで闘南マンガン鉱業有限会社(南アフリカ)を設立した。鉄マンガン鉱の採掘と選鉱事業を取扱う。同月、雲南博奥国際貿易有限会社がヨルダンで雲南博宇鉱業投資有限会社を設立した。主に鉱産物貿易および鉱石の採掘と製錬する事業を取り扱う。雲南省の企業が相次いで南アフリカやヨルダンなど新興市場を開拓することで、対外投資市場の拡大および技術協力の歩調を速めた。
昨年から、雲南省対外経済投資技術協力市場が拡大しつつある。2010年雲南省域内の投資者が13の国と地域に出資し、2011年雲南省企業が海外直接投資の範囲は15の国と地域に拡大した。米、独などの国での市場拡大は、雲南省の対外投資事業のレベルアップにつながっている。特にアフリカ市場での拡大は右上がりとなっていて、2011年雲南省外経企業がアフリカでの売り上げは5.3億米ドルで、同期比は69.5%を増加した。また、南米市場においても緩やかであるが、上半期の売り上げは1.25億米ドルに達していた。また中東市場にも足を延ばし、昨年5月には、UAEの大学と674万米ドルの契約を結んだことで、中東市場への第一歩を踏みだした。
“橋頭堡”戦略を機に、雲南省外経業務は着実に進展している。雲南省の企業がすでにスリランカに進出していると省商務庁が明らかにした。今後インド市場にも推し進め、今年の上四半期だけでも12社が海外投資に申し込んだ。雲南省域内の投資者が7の国と地域の41社に直接に出資をした。累計対外投資14669.4万米ドル、同期比は46.1%を増加した。対外委託事業では、1月から3月までに委託業務、コンサルティングなどの計10件を契約し、総額24,607万米ドル。売り上げ25,627万米ドル、同期比は10.83%増加。電力やインフラ整備などの事業に及ぼす。3月末まで、雲南省の海外投資企業数は349社に達し、28の国と地域で事業展開を行い、累計投資額は20.05億米ドルとなった。