china-yun-nan-business-specialist

  • Home >
  • 雲南省経済関連ニュース
2012/06/16

国家統計局が消費者物価指数を発表。野菜一般価格が4割上昇するなど全体的に全国水準を上回る

国家統計局雲南調査チームは、雲南省の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の調査を行い、5月、同省のCPIが3.9%上昇し、PPIが1.3%下げたことを発表した。雲南省のCPIは、4月の3.7%に比べて、5月はやや反発し全国同期より0.9%も高い。昨年の同期に比べ、食料品が8.8%を値上げし、全国の平均上げ幅は6.4%であり、野菜値上げ幅は41.1%、全国の平均水準より10%も高くなっている。また、先月に比べ、食料品は0.7%を上昇し、全体的に総指数が0.2%増加した。その他、食糧、油脂と肉加工品の価格はそれぞれ下げた。国家統計局雲南調査チームリーダー黄鍔は、「干ばつの例年化と野菜の省外調達の増加などの影響を受けて、雲南省の野菜市場への供給量に影響を与えている」と述べた。またその他の要因として昆明市周辺農地の減少、青果卸売市場の減少、流通コストの増加などが野菜の値上げをもたらしたと分析。今後の物価指数について「雨季の到来で、野菜の価格が下がると考えられる。5月末に、一部の野菜の値段はすでに下がりつつある。それに伴い、CPIの上昇も抑制できる。」と黄鍔が記者のインタビューに応じた。雲南大学経済学院副院長郭樹華氏も同じ意見を述べた。統計データによると、5月雲南省の生産者物価指数PPI(Producer Price Index)は同期比の1.3%が下がった。購入価格指数PPI(Purchasing Price Index)は同期比の0.6%が下がった。全体的に見ると、雲南省5月の生産者物価指数は0.5%が下がり、購入価格指数は横ばいであった。生産者物価指数PPIの逆増加は、企業の購買力の停滞、実体経済の左下がり、景気低迷のリスク増加を意味する。全国的に見ると、景気の低迷はCPIが下がった原因の1つである。


スタッフブログ

 

トピックス

 

応援してます。雲南省少数民族への支援活動

日本・雲南聯誼協会