雲南省では今年、持続的な経済発展のため安定的にエネルギーを提供し、エネルギー市場の需給と価格安定確保を目指す事を決定した。そして、エネルギー産業投資を1,000億元、発電量1,720億キロワット時、原炭生産量1億トン以上、石油精製品販売900万トンの供給販売を目指すこととなった。

2011年は、主にエネルギー供給システム建設に力を入れ、エネルギー産業発展に漸進した。エネルギー産業構造の最適化やクリーンエネルギーの発展に力を入れ、国民生活は大きく向上し、第12次5か年計画は順調な滑り出しを切った。

2011年、雲南省エネルギー工業は投資累計926.4億元を達成し、前年同期比15.8％増加。エネルギー業界全体で516.5億元が増加した（前年同期比19.5％増加）。累計発電量は1555.1億キロワット時で、前年同期比の13.9％増加した。

エネルギー構造の最適化、クリーンエネルギーの発展。全省の非化石燃料エネルギーは全一次エネルギー生産の30％を占め、全消費エネルギーの26％を占めている。これは既に国家2020年再生可能エネルギー発展戦略目標の数値を超えている。水力発電装置は2,956万キロワットに達し、金安橋、功果橋は計画創業を始める予定で、阿海、糯扎渡水力発電所により下闸の貯水が実現する予定だ。風力発電所の建設も進めており、累計70万キロワットの生産を始めている。また、100万キロワットは建設中、260万キロワットが建設準備中となっている。太陽光発電も着実に進めており、現在建設中の設備が19.6万キロワット、建設準備中の設備が22.3万kwとなっている。

エネルギー発展により国民生活が大きく進展。去年雲南省はエネルギープロジェクトにおいて中央投資を74.28億元取得し、農村への発電網改造、無配電世帯への通電工程及び炭鉱スラム街にかけて安価な住宅の建設を実施した。農村1世帯あたり1電気契約の改善率を87.4％に向上させ、6.5万世帯の無配電世帯へ通電、3,475万人がその恩恵を受けた。そして、平均電気料金は１キロワット当たり0.62元以上、下落した。

省エネルギー局責任者によると、今年雲南省はさらなるエネルギー科学技術装備プロジェクトの試験モデルを開始し、風力発電、太陽光発電、バイオマスエネルギーの科学技術装備開発を厚く支援、企業が2013年国家戦略産業プロジェクトの申請目標を達成するよう指導し、既に参入している多結晶シリコン、シリコンウエハー、太陽光発電地及びその部品など太陽光発電装置産業に関わる企業間の協力を推進し、120兆ワットのCIGSフィルム式太陽光発電池部品プロジェクトなどの建設を推進し、エネルギー産業の全面協調と持続可能な発展を促進する。