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2011/09/23

近隣諸国との相互協力のため、雲南省商務庁経済貿易及び港湾視察団がインド・スリランカ・モルディブを訪問

2011年7月27日~8月7日まで、雲南省商務庁経済貿易及び港湾視察団一行6人はインド・スリランカ・モルディブからの招聘を受け、12日間の視察活動を行い、成功に収め、目的を達成した。

一、 視察概要

訪問期間中、視察班はインドのTATA集団(ニューデリー)の総経理、スリランカ商工部貿易司司長、スリランカ輸出発展局局長、モルディブ経済発展部部長、モルディブ商工会第1副主席、モルディブMALE国際空港管理集団取締役などの正式会談を行った。また、中国大使館経済ビジネス部門、カルカッタ領事館経済ビジネス部門、スリランカ大使館経済ビジネス部門を訪問し、どのように雲南省と南アジア、特にインド・スリランカ・モルディブと貿易関係について意見交換した。視察団は南アジア3ヶ国の頻繁な就航ダイヤ、航路、空港、港湾通関状況を視察、またマーレ国際空港管理集団と深く交流した。


二、 視察の効果
1. 双方の友情強化

交流は経済発展の前提条件と基盤だ。今回の訪問を通じ、雲南省とインド・スリランカ・モルディブの関係政府部門、商会協会および有名企業への友好協定を更に深まった。今後両方経済発展のためによい土台を構築した。


2. お互いの協定を推進
今回の訪問は、インドTATA集団副総裁一行が昆明商品貿易交流会と南アジア商品展示会期間のため、昆明訪問に続く双方の更なる交流を深めた。TATA集団は創立120年、収益700億ドルの世界的企業で、ホテル、鋼鉄、化学工業について雲南省との協力に興味を示し、TATA集団、世博集団、昆明学院とのホテル分野の協力については、本格的な商談段階に入った。TATA集団の分社の一つタージホテルは度暇集団と世博集団のプロジェクトについて議論し、執行役員が4人の技術団を率いて9月に世博集団との協力の詳細について打ち合わせするため昆明を訪問することを決めた。昆明学院も今年11月に陳世波院長率いる訪問団がTATA集団の分社の一つアウランガーバードホテル管理学院とホテル管理研修の協力について商談するため学院を訪問する予定だ。TATA集団との協力が早期に実現すれば、雲南省とインドとの経済貿易レベルを有効的に高めることができる。

3. 経済協力のプラットフォームを創る
雲南省幹部外出訪問団リーダーの要求に基づき、代表団会談の際、TATA集団、スリランカ政府、モルディブ政府代表団が2012年昆明商品貿易会、南アジアビジネスフォーラムに参加し、SAARC経済貿易幹部会議、南アジア国家経済貿易推薦会などの活動に招待した。同時に新螺丝湾南アジア、東南アジア商品展示コーナーの情況を紹介し、各国からよい商品の展示とビジネス事務所の設立を歓迎する。スリランカが提出した2012年輸出展示会参加への招聘も代表団は積極的に支持することを示した。これらの交流プラットフォーム創設により双方の経済貿易協力を更に進める。


4. 貿易協力の機会を模索
スリランカ、モルディブ政府関係部門との会談の中で、雲南省に地元の商品、特に海産物を輸入してほしい意向を示した。代表団は地元マーケットの視察から、スリランカ、モルディブの商品は雲南省の商品と強い補完関係にあり、雲南省の切り花と特徴ある野菜も大きな市場潜在能力がある、地元の宝石や海産物も雲南省の消費者にとって歓迎されると予想される。マーレ国際空港管理集団取締役との会談で、雲南省との協力の意向も示し、雲南省の特産品をモルディブ各島のホテルへセールスし、日々増加する観光客、特に中国からの観光客を満足させると要求した。


5. 雲南省と南アジア各国の航路及び南アジア各国空港建設状況を深く理解
視察団は昆明~カルカッタ、カルカッタ~ジャイプル、ニューデリー~コロンボ、コロンボ~マーレ、昆明~コロンボ~マーレの便、航路、空港、通関などの状況を視察し、国内と海外各航空会社、各空港管理とサービス水準を体験し比較し、マーレ国際空港管理集団とも深く交流した。

昆明~カルカッタ航路は2007年10月29日に開通し、現在B-737を使用して飛行し、毎日1便、乗客率69%だ。運営の成熟と中国、インド間の交流増加により、中国でビジネスと観光をするインド人、インドへ仏教遺跡の観光へ行く中国観光客も増えてきた。特に昨年カルカッタ~昆明~カルカッタを往復する乗客が増え始めた。この影響で、雲南省商品の輸出を促した。昆明~コロンボ~マーレ航路は2010年8月30日に開通し、毎週3便、2010年9月末~2011年7月末まで、全155便が飛行した。往復した乗客の人数は2.8万人、主に観光客とビジネス客で構成された。今のところ、航空機の種類と時間の制限があり貨物運輸業務は出来ないため、乗客が減少するオフシーズンの期間を利用して貨物運送を行っている。双方の経済発展に対して一定程度の制約をした。



三、双方経済貿易協力の強化を提案
インド・スリランカ・モルディブ訪問を通して、視察団は雲南と南アジア各国との協力の潜在能力は大きく、以下の協力を強化できると考える。


1. 双方経済貿易交流を強化し、南アジア市場開発を増大する
雲南省橋頭堡建設を動因として、南アジア各国政府、商会協会、有名企業への交流を増大し、経済貿易合作の展開に有利な条件を作り出す。政策、資金、情報などの面で、南アジア市場開拓企業への支援を強化する。海外貿易を通し基金を発展させる、海外貿易を支援する優遇融資、「走出去」専門プロジェクト資金、中小企業国際市場開拓資金など専門資金が南アジア経済貿易協力の中で役割を充分に展開する。


2. 国ごとに比較し競争力を発揮して経済貿易協力を展開する。
南アジア各国は先天的な自然、経済発展状況が異なるため、それぞれの合作ルートを選択しなければならない。インドに対しては教育と文化協力が先決、スリランカに対しては対外支援と工事請負いが先決、モルディブに対しては観光産業が先決だ。従って、貿易・投資などの経済貿易業務の全面的な発展を導く。気候、地理的条件、生産率と経済規模に相違があり、消費者の嗜好も異なるため、我々は関係企業が南アジア市場を注目するよう促し、積極的に貿易の要として認識させ、我々の優位な商品、例えば高級切花、野菜を南アジア特にモルディブやスリランカへ輸出し、これらの国にあるマグロなどの海鮮を輸入する相互貿易を構成し、雲南省独自の「農産品と海産物交易」ブランドを創り出す。マーレ国際空港と雲南省空港集団、野菜、切花輸出企業間の協力を促進し、双方の優位な商品の輸出を推し進め、モルディブとの貿易の大きな突破口とする。


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