南アジア博覧会と同じ時期、別会場ではASEAN華商投資西南プロジェクト推薦紹介会及びアジア太平洋華商フォーラム (※以下、ASEAN華商会議)が開催されていました。
今年で第11回となる本会議では、ASEAN諸国を中心とした華僑、華人投資家たちが昆明市に集まり、新たなビジネスチャンスを探ります。今年もおよそ500人の海外投資家が世界各国から詰めかけました。今回の目玉はミャンマー投資。会議では、ミャンマー連邦工商連合会U Aung Lwin副会長やミャンマー華商会 黄慶燕常務副会長らが、ミャンマーでのビジネスチャンスや現状について紹介し、また商談会場には、初めてミャンマー投資誘致のための特別ブースが設けられ、貿易や不動産投資などを呼びかけていました。
そして、今年の政府招待会は、雲南省臨滄市。臨滄市といえば、去年弊社が共催し、東京と大阪で2度の経済文化交流会を開催しました。懐かしい趙子潔副市長や楊招商合作局などと再会し、旧友に会ったような気持ち。趙子潔副市長ASEAN会議の中でも臨滄市の推薦演説を行い、力強く臨滄市をアピールしていました。この招待会では、臨滄市を代表するワ族やタイ族の舞踊が披露され、賑やかな雰囲気となりました。ワインやオリーブオイル酒など臨滄市特産のお酒も振舞われ、食事をしながら仕事の話も進みます。ちなみに、オリーブオイル酒は何度飲んでも不思議な味。ワインは癖がなく気がつけばグラスが空になっているほどとても飲みやすいです。白酒は…アルコール度数50度のお酒。私はまだ味の評価ができるレベルに達してませんのでコメントは控えることにします。
今年、日本からの参加は弊社含め、2社のみだったようです。日本の医療や農業技術には各国とても興味を示しており、30社以上の方々と名刺交換しました。たとえば、シンガポールの企業などは中国での農業投資を検討中で、日本の農業技術に対して高い評価をするとともに、かなりの関心を寄せていました。ほかにも日本と既に強いパイプのある香港企業なども参加しており、日本に好意的な印象を持っていることがうかがえました。「日本」と聞くだけでたくさんの方々がお話してくださり、少し人気者になった気分でした。(笑)
このつながりをどう生かそうか、楽しみでもあります。今後も積極的に雲南省でのネットワークづくりをしてまいります。